次々順番良くくじを引いていく。

黒板には名前を自分で書いていく人達。


莉音ちゃんも友達と黒板の前まで行き、自分の名前を書き出した。


「篠田ちゃんは、窓席最後の席だね」


俺の緊張してる胸を慰めるかのように
一定のリズムで俺の背中を叩いた健二。



「俺らも引くぞ」


そう言った健二の後に続き俺はくじをゆっくり箱から取り出した。




俺の引いたくじは最悪、篠田ちゃんの斜め前の席。


勿論、振り返って見ることも不可能。



『健二、俺最悪』


眉間にシワを寄せてブスとしていた。