「…あ…わかんない…かな?」


ちょっと苦笑いをしながら長いストレートの髪を耳にかける彼女。


……元カノ


…いや、違う。



……セフレ?


……多すぎてわかんねぇ。




「同じクラスの、篠田 莉音です」


ふわふわと笑う彼女に一瞬にして恋に落ちたのを覚えている。