「蘭ちゃんに、今日お父さん達が来た事は内緒にしといてね。」

「あぁ、わかったよ。」


そう言って行こうとする俺をまた引き止める。


「それからっ!!!」

「なんだよっ!」


蘭の部屋に早く行きたい!!!


「もうちょっと女の子には優しくしなさい。」

「わかってるよ!!!」


俺はまた走りだした。


まさか、お袋があんな事言うなんて。


見られたのか??


とにかく早く蘭の部屋にっ!!!


俺はノックもせずにドアを開けた。