でか、スカート短くね? こんなに足出しやがって。 「遅い…。」 俺はちょっと怒った口調で言った。 「待ってて…くれたの…?」 いきなり言われてドキッとした俺。 でも、答えられなかった。 「…帰るぞ。」 「う、うん…。」 蘭が後ろからついて来る。 少しだけ開いた距離が寂しい。 素直に横に行きたかったけど、いけなかった。 ずっと無言で歩く。 でも、俺が沈黙を破った。