「多分ワタシ執着心がないから
 化学にハマるッてコト一生ないし」




松寺センセーが
灰色と黒の綺麗な
グラデーションのかかッた
アイシャドーで飾られてる瞳でワタシを見る




「多分めンどくさいッてだけ」



ワタシはそれだけ言うと
残ってたコーヒーを飲み干した



熱かったケド
結構人ッて飲もうと思えば飲めた




「ふうん、やッぱ思ったとおりだわ」






松寺センセーの顔が
悪ガキみたいな顔色になッた