「ま、そンなとこ」




松寺センセーが
すすりこンだコーヒーの匂いが
ふわふわと漂ってる







 ガラガラガラ





「雪ぃ、居るの?」





「あ、あさみ」




「え?何ここお茶会??佳代チャンずるッ」





はあ、とため息をついた
松寺センセーがあさみを見て
やれやれ、と肩をすくめる




「お茶会じゃないわよ、
 雪チャンありがとね」




「え?は?....はいぃ」





背中をぽんぽん押されて
あさみと一緒に外に出された