5月の風ッて感じ





生ぬるい風が
廊下の窓からはいッてくる




横で
不機嫌そうな顔してる
あさみにそれを言ったら
そだね、と軽く流された




「もう、雪間に合わないよ」



だから今走ってるじゃん
少しでもあるでしょ
可能性くらい..



「ほら、全力疾走しなきゃワカンナイよ!」




ぐいッとあさみの腕を掴むと
あさみは驚きながら
何がおかしいのか
ケラケラ笑いながら走ってた