朝起きるとお兄ちゃんは一人で朝ご飯の目玉焼きを作っていた。


香りの良い卵の匂いが、私を食事へと誘う。


「おはようお兄ちゃん。たまご、美味しそうだねっ☆」


「おっ、胡桃!おはよう。」


私の声に気付いたのか、お兄ちゃんが私に向かってニカッと笑う。