「あんたさぁ


さっき響といなかった?」






「響って…

新田くんのこと?」






華月は姉が知らないはずの響を知っていることに驚いた。






(どうして姉が新田くんを知っているのか…)







「聞いてんの?

なんであんたが響といんのかって聞いてんの!?」







『ビクッ』




いきなり怒鳴られ華月は肩を震わせた。