「キュンッッ。
ヤバいこの子、可愛い!!
私気に入っちゃった♪」

と言い、琉樹のお母様は私に抱きついてきた。

「コラッ!!
母さん、羽湖から離れろっ!!」

「あっ、羽湖ちゃんって言うのっ?!」

「は、はい……。」

「ね、もしかしてお母さんの名前魅羽(ミワ)じゃない??」

「えっ、何で知ってるんですか?」

「私たち同級生で、
大の深友だったのよ♪」

「そ、そうだったんですか……。」

「ねね。
魅羽って元気??」

「母さん!!」

「えっと……
お母さんは3ヵ月前に交通事故で亡くなっちゃったんです……。
それで、私は今兄と2暮らしで。。」

「そ、そう。
急にごめんなさいね??」

「いいえ。
大丈夫ですっ^ ^」

私、ちゃんと笑えてるかな……??