「そ、そんな……っっ________ 」

「神統さん。
コレを…………。」

可愛らしい感じのナースさんが私に渡してきた物。

それは、お母さんがとても大切にしていた、ネックレスだ。男性用(多分お父さんの)のもある。
あと、一通の手紙。

「お母さんがね亡くなる数時間前に、
子供達が来たら手紙と一緒に渡してって頼まれたの………。」

「そうですか………。
ありがとう御座います。」


明兄の方へ振り向くと兄は涙を流しながら
寝ていた……。



私はそっと、ネックレスを付けてあげた。
それから、毛布をそっとかけてあげた。。