息が……。

トントンと琉樹の胸を叩く。

唇を少し離してくれて息をした瞬間に舌が入ってきた。

「ン……!!?」

意識が、朦朧としてきた……。

ジー。

ん??ジーって何……?

「ンッッ!!」

ファ、ファスナーだっ!!
私を、抑えている左手。
もう片方の手でファスナーを開けたんだ……。




何か、視界が………ぼや…けてる……。