「羽湖??」

「ん……?」

誰??
凄く懐かしい声がする。。

暖かくて、透き通るようで、低い声。

「霧??」

穂高 霧 (ホダカ キリ)
霧は、私の幼なじみ。
唯一の友達だったんだ…。
だけど、引っ越して行って何故か今日
再開……?

「何でココに…?」

「ダチと、遊びに来てたんだ♪
そしたら、駅の前で熱だして倒れこんでる羽湖を見つけた訳ですwww」

「そ、そう……。
ありがとね?」

「お前、体弱いんだから気をつけろよ…??」

兄さんと同じと事言うねww

「プハッ。
霧のそう言う所全然変わってナイよね?」

「・・・。
羽湖もじゃね??
一人悩み込んだりする所。」

えっ??
霧、見通してるんだ。
凄いな。。

「別に何もないよ??」

心配掛けないように、無理やり笑顔を作る。

「俺、お前のそう言う所嫌い。。。」

知ってる。
霧が、私のこの作り笑顔が嫌いなの。
でも、今はお願い……
私に笑わせて??

泣いたら……
自分が、負けって事になる。
それだけは嫌なのっ。

私から、別れを告げたのに・・・。