「ねぇ!私ね、クイズ考えたの~!!」
まるで、イタズラを思いついた小さな子供みたいにオレの隣で自慢気に笑った。
「どんな??」
そう聞かなきゃ、
まるで小さな子供みたいに 頬を膨らませてスネるだろ?
そんな姿も見たい気分だけど
どんな?って聞いただけで
嬉しそうに笑うのも、知ってるから。
「笑ったり
泣いたり
スネたり
怒ったりする
喜怒哀楽がいっぱいの
手の届かないモノって
なぁ~んだっ??」
「どぅ?分かる?」って、テンション高くはしゃいでる。
「なんだそれ…」
抽象的すぎて分かんねーよってツッコミどころ満載。
でも、心の中じゃ
『お前のコトだろ』って 、すぐ思いついたけど
きっとキミが思いついた答えは違う気がするから言わない。
「ヒントはねぇ~、世界に1つしかないものだよ♪」
これがホントにヒントになってんのかっていうコトよりも
果たしてこれがクイズとして成立してるのかどうかは
きっと、一生解けない疑問点。。
「答えは?」
「だ~め!もぅすこしくらい考えてよ~!!」
考えても分かんねーもん。
「ハィハイ。。」
「ヒント2~!!」
ヒント2を出すくらいなら、いっそのこと答えを教えて欲しいんですけど。。。
「スッゴくおっきいから
目に見えるけど~、
でもほんの一部しか見えなくって~、
ん~とねぇ……」
ヒントは考えてから言えっての。。
さっぱり、意味分かんねーし。
ヒントを考えてるキミを見ていた。
「………」
そしたら…
分かった。
マジ、分かりやすすぎだっての。
答え、自分で見過ぎだぞって
こういう場合はツッコんだ方がイィのか?
ま…いっか。。