…‥


夜空に光る星。
暗闇で輝く瞳。



その夜、いつものように電話をした。

もうすぐ寝るので、ベッドに転んだまま長電話をした。

面白いTVの話ばかりしていた。笑ってばかりだった。



明かりを消した部屋に一人で居ても怖くないのに、彼と二人で居た時の方が怖かった。

液晶画面から漏れる明かりが輪郭をうっすらと教えてくれる。


どこかくすぐったい部分に気付かないふりをして笑った。


おやすみと言う彼におやすみと言った。



そういえば、言い忘れて眠ってしまっていたのかもしれない。

夢うつつで詳しくは覚えていないけれど。