それから私は幸せな毎日を送っていた。
登下校も毎日大好きな涼介くんとできて、
記念日にはおそろいの
指輪をくれた。

毎日が充実している。

だけど…そんな毎日の中で1つだけ大きな悩みができた

それは、日に日に激しくなる涼介くんの束縛。

初めは嫉妬してくれてたり心配してくれたりするだけだった。

けれど今は…
登下校は絶対2人。
男の子との連絡は禁止。
毎日電話すること。

こんな風にルールを
作られてしまった。

放課後たまには私だって
みんなと遊びたい…

あんなに仲良しだった大切な男友達はみんな失った…

私は涼介くんがいてくれたらいい。

そう自分にいつも言い聞かせた。

けれどもうそろそろ限界が来ていた。