それから私と涼介くんは手を繋ぎながら学校へと
向かった


学校へ近づくにつれて
色んな意味でドキドキが
増していく

みんなの視線もそうだけど…

このタイミングで大ちゃんに会わないことを1番に考えていた


校門をくぐると女子から痛い視線が飛んでくる

そりゃあ涼介くんだもん
みんなのアイドルですからね…苦笑

みんなに見られても繋いだ手を離さず堂々している涼介くんは
何だか満足そうだった

私がこんなかっこいい人に釣り合う自信なんてないけれど…

でも恋人になった以上
色んな思い出を作っていけたらいいな…

そう考えているうちに
教室に着いた