そう言うと
大ちゃんは私の腕の中で
子供みたいに
泣きじゃくった


私はそんな大ちゃんに
背中をさすってあげる
ことしかできなかった


でも…
大ちゃんを見て
大ちゃんの気持ちを
初めて知って
私も今のままじゃ
いけないと思った


私が今しなければ
いけないことは…
本当の自分の気持ちに
気が付くこと。


だから決めたんだ。
私は…
涼介とは一緒にいられない。