私たちが笑い合っていると1人の男の子が
私の横を通りすぎた。

「あっ!!杉浦!久しぶり!」 と志帆が男の子に話しかけた。

「おう..」とだけ返して
私たちから離れて行った。
「杉浦 同じ高校だったんだ知らなかった...」と志帆が少し驚きながら言った。

「うん..」

彼は 杉浦和哉 同じ小 中学校だった人だ。

門をくぐると
桜が ザ...と舞って
私の頬をなでた

彼の姿は 桜で もう
見えなくなっていた。