せっかくだから。

この前オープンしたコインランドリーに行ってみよう。

僕は、洗濯物と怒りでいっぱいのゴミ袋を肩にかけ、数分歩いた。

そこに、クリーム色の建物があった。真新しいコインランドリー。

中でおじさんが一人、ベンチで週刊誌を読みながら、洗濯が終わるのを待っていた。

おじさんの読書の邪魔にならぬよう、静かに扉を開けた。

途端に、騒音が鳴り響いた。