音梨から返信が来た。


〔え、なになになに?
気になるよぉ〕


(面倒くさいので、〔〕の中は本文だけにしました。どうぞお許しを)


〔実はさ…。
好きなんだ、
音梨のこと〕


〔え?急にどうした?〕


〔ちょっと言ってみた。
言いたくなっちゃって〕


〔なんか珍しいけど…
とても嬉しいよ。
私も大好きです〕


思わず口角があがる。


いかんいかん、平常心をたもたなきゃ。


〔音梨、夢ってある?〕


〔もちろん!!
夢ならあるよ〕


〔へぇ?なに?〕


〔ピアニスト♪〕


〔音梨って
ピアノ弾けたっけ?〕


〔少ぉ~し、ね〕


〔初耳な気がする~〕


〔だって
言ってないもん♪
ユウの夢は?〕


突然返ってきたメールにビックリした。


夢、かぁ…。


〔私は、幸せに生きれればそれでいいや〕


そう音梨に送ったら、その日はもうメールは返ってこなかった。


私は、音梨にただいまメールをするのが1日の日課になっていた。