病院につくと、四階にある病室につれていかれた。


「……ごめんね、神永さん。入って」


「あ、はい…」


田中先輩がドアを支えてくれてたから、私は普通に入った。


「…………音梨?」


そこには音梨がいた。


音梨は、微笑んでるだけで、なにも喋らなかった。


音梨は、そっと私に手紙を出した。


「……これ、私に?」


音梨は、柔らかく微笑むと、少し頷いた。