ジリリリリリ…


目覚ましが鳴ったとき、すでに時間は07:40。


「登っ。起きてっ」


「ふに~…」


「遅刻しちゃうよ!!起きてっ」


「はにゃぁ」


くそぅ、なんなんだコイツはぁ!!


さっきから可愛い声出しやがって…!!


じゃなくてっ!!


「登~?起きなさーい」


私は、優しく声かけながら、『あれ』をした。


「ふぅ~…ふにっ!?」


はははは。大成功。


私は、登の鼻を摘まんだのだ。