そんな私達を見て、癒羅は不思議そうに私に聞いてきた。
「なんで?どうしたの?」
そんな単純な質問に私はうまく答えられない。
「別に…何でもないよ?」
「嘘つかないで!!私達に隠し事は無しでしょ!!?」
癒羅はこうしていつも私の嘘をいとも簡単に見抜いてしまう。

「美優。一時間目終わったら、上、行こう!!」
「…うん。」

上はいつも癒羅に相談聞いてもらうときに行っていた所。

癒羅ってホント尊敬しちゃう存在なんだ。