それから約１年が経った。
「おっはよー！バカ美優！」
あー！
びっくりしたぁぁ。
「止めてよぉ!!!びっくりしたよぉ!!バカ絢斗!!!」
最近は友達もできて、絢斗とはいつもこう。
「何だと〜！少なくともなぁどっかの誰かさんよりは頭いいからっ!!」

ッヒひえ〜!!
バカ絢斗がぁ!!!

「おはよー!!美優☆」
「あっ！おはよ!!癒羅！」
今のは、私の親友。
柴咲 癒羅(ｼﾊﾞｻｷ ﾕﾗ)

「あのさぁ、ちょっと絢斗くんに話があるんだけどぉ。いいかなぁ？」
そう癒羅が言うと、絢斗は渋々癒羅に着いていった。
そして何やら癒羅が絢斗に耳打ちすると、絢斗はびっくりしたような顔をして自分の席に戻っていってしまった。

なんて言ったんだろう。
後で癒羅に聞いてみよっ！