-美優Side-
私と絢斗が出会ったのは、中1の春だった。
入学式の日――
私はどこの席かなぁ…
席の名簿を見たら、ちょうど真ん中らへんだった。
私は中学校になるときに、引っ越してきた。
だから、知ってる人なんて一人もいなくて、ぽつん。
と、誰とも話さずに自分の席におとなしく、座っていた。
そんなとき、私に話しかけてきた人がいた。
「ねぇ、誰とも話さないの?」
その時、一番言われたくない言葉だった。
「え?別に!!」
ホントは嬉しかった。
嬉しくてたまらなかったんだ。
でも、聞いてきた人があまりにもかっこいい王子様のような、でもちょっと俺様な感じで……
つい、嫌みったらしい
言葉を言ってしまった。
「怒ってる?…あ!名前なんて言うの?」
なんだか周りの視線が痛いくらいに突き刺さってきた。
だから、思い切ってこういったんだ。
「…なんであんたに教えなきゃいけないの?」
一瞬驚いたような顔してたが、すぐ元に戻った。
「ゴメンね。俺…嫌われちゃったよね……」
私と絢斗が出会ったのは、中1の春だった。
入学式の日――
私はどこの席かなぁ…
席の名簿を見たら、ちょうど真ん中らへんだった。
私は中学校になるときに、引っ越してきた。
だから、知ってる人なんて一人もいなくて、ぽつん。
と、誰とも話さずに自分の席におとなしく、座っていた。
そんなとき、私に話しかけてきた人がいた。
「ねぇ、誰とも話さないの?」
その時、一番言われたくない言葉だった。
「え?別に!!」
ホントは嬉しかった。
嬉しくてたまらなかったんだ。
でも、聞いてきた人があまりにもかっこいい王子様のような、でもちょっと俺様な感じで……
つい、嫌みったらしい
言葉を言ってしまった。
「怒ってる?…あ!名前なんて言うの?」
なんだか周りの視線が痛いくらいに突き刺さってきた。
だから、思い切ってこういったんだ。
「…なんであんたに教えなきゃいけないの?」
一瞬驚いたような顔してたが、すぐ元に戻った。
「ゴメンね。俺…嫌われちゃったよね……」