だんだんと宮下の顔が近付いてくる。
唇と唇が触れる。
触れるだけのキス。
そして最初とは違う、長く深いキス。
宮下の優しさが体に沁み込んでゆく。
それから角度を変えて
何度も何度もキスをした。
唇を離すと甘い吐息が漏れた。
「…宮、下」
そしてまた私を抱きしめた。
今度は優しく…優しく抱きしめてくれた。
あぁ、私は宮下が好きだ…
私を抱きしめる腕が、
何もかもが愛おしい…
この瞬間(とき)だけは
私だけを想って………見ててほしい…
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
読み込み中…