それから中華料理屋を出て2次会でカラオケに行くことにした。

カラオケに移動して受付をしていると姫と洋介が消えていることに気付いた。

美『ね、あの2人がいないよ!』

健『まじで?』

誠『ありえないこともなかったけど・・ま、しょうがないんじゃない?こりゃ。』

美『電話してみよっか!』

健『出ないっしょ。邪魔になるからやめときな!』

美紗子はこれから3人でいるというのが不安だった。

全然知らない男と・・

”姫のバカ。帰りたい・・”

そう思ったが流れでエレベーターに乗り、部屋に歩いて行った。

4階にある部屋に入るとまたお酒を頼んでリモコンを渡された。

リモコンで曲を選んで入れようとしていると誠が肩に手をまわしてきた。

そして健一もピッタリと横に座ってきた。

”ち、近い・・”

美紗子は嫌な予感がしてちょっとトイレに行ってくると言い部屋を出た。

バッグを持ってきたのでトイレから出てそのまま帰ろうとしているとトイレの前には誠がいた。

ある程度予想していたのだろう。

誠『あーいたいた。迷ってたんじゃないかと思ってさ。』

そう言い手を強引に掴んだので

美『大丈夫。手、離して。』

と言うとグイっとまた肩に手をまわしてきて強引に美紗子にキスをしてきた。