用意が遅い2人は、街に出る頃にはもう8時になっていた。

女の用意はとても時間がかかるがこの2人はまた異常。

だが夜の街は今からという雰囲気をかもし出している。

ちょうどいい時間だった。

歩いていると早速2人の男に声をかけられた。

男『どこいくの~?2人~?』

姫『ごめん、約束あるの。彼氏と。』

そう言ってさっさと男たちを置いて2人は歩いた。

姫『今のやつらはダメだね。ブサイクだ。』

美『いい男さがしって・・やっぱナンパなんだ・・』

姫『は?なんと思ってたわけ?』

姫が不思議そうに言った。

美『でもおもしろそう!』

姫『あんた、ナンパされて一緒行ったことないっしょ・・』

美『あ、あるもん!!』

姫『はいウソ~!!!ないほうがいいんだから正直に言え!』

美『う、ウソです。ないです・・』

ボソッと美紗子が言うと姫が笑った。