姫『お疲れ。何してた?ふーん。今暇なんでしょ?そう。じゃあ今からみさこの家集合!うん。早くね。あ、酒もね。』

そう言って姫は多分一方的に電話を切った。

美『だれ?』

姫『え?つよし。』

美『はっ!?』

美紗子は驚いた。

姫『今もっくんとドラゴンも一緒らしいから3人で来るんじゃね?』

美『・・・め、メイク!!!!』

そう言ってメイクを始めた美紗子に姫は笑った。

昨日はスッピンで毅に会ったが今日はひどい目になっているのでせめてメイクをしておきたかった。

”来て何話せばいいんだろう・・百合の彼氏なのに・・”

美紗子はもういっぱいいっぱいだった。

30分ほどしてインターホンが鳴った。

毅が部屋を覚えていたのだろう。

わたしが玄関に行こうとしたら先に姫が行った。

姫『うぃー!!』

と言って3人を入れた。

そして竜次は美紗子を見て驚いた。

竜『美紗子ちゃん!どうしたの!?目、腫れてない?』

美『さっき姫と感動の映画見て泣いちゃった。』

笑いながらそう言うと

姫『違うだろ。』

低い口調で姫が言った。

美紗子は姫が全てをみんなに言うのではないかとドキドキした。

竜次やもっくんには百合のことは知られないほうがと思っていたからだ。

だが姫は全員にちゃんと話をつける気満々だった。