『わたしも楽しかった。記憶ないんだ!テキーラとか飲んでたもんね!今はお風呂からあがったところだよ。毅くんは?』

こう返事をしたら送って1分後くらいに電話がかかってきた。

美紗子はかなり緊張しながら電話に出た。

美『もしもし?』

毅『今、大丈夫かな?』

美『うん、どうしたの?』

毅『今、家?』

美『うん、そうだよ。』

毅『1人?』

美『うん。』

毅『来ちゃだめ?』

美『えっ!?うちに!?』

このときの美紗子を誰か見ていたらこの驚きように思いっきり笑っただろうというくらい驚いた反応をした。

毅『じゃ俺ん家くる?』

美『えっ!?なんで!?』

毅『んー、なんでだろうね。』

美『なんでだろうね!』

美紗子はビックリして汗までかき始めていた。

それなのに毅は笑いながら言っていた。

毅『だめ?』

美『・・いいけど・・』

毅『じゃ、10分で来る。』

そう言ってプツッと電話は切れた。

10分で来ると言って有無を言わせてもくれなかった。