美紗子は自分の部屋で相当後悔をしていた。

”絶対軽い女と思われた!!!!!!!!!!”

美紗子は決して軽いタイプではない。

恋多き女ではあるが簡単に誰にでも股は開かない。

だが、昨日毅としてしまった行動は軽い女と思われてもしょうがない。

朝、起きて気まずいかなと思っていたら毅は普通に接してきたから美紗子も頑張って普通に接した。

目がおかしく合ったりすることもなく何もなかったかのようだった。

家を片付けた後、竜次に家まで送ってもらって今に至る。

『はぁぁぁぁ~』

ため息ばかり出てきた。

”これは、きっと諦めろということなんだ。”

もう恥ずかしくて毅の前に現れることができなさそうなくらい気落ちしていた。

今日の天気も雨。

でも美紗子の心は外よりももっと強い雨が降っていた。