そうして毅から離れ、フラッと部屋を出ようとすると毅の父親に止められた。
『変なこと、考えてないよね?毅は絶対望まないよ。』
美『毅くんを一人には・・』
すると次は母親が
『お願い、あなたは生きて。毅の分も。』
そう言って美紗子の両手を握った。
美紗子は毅の母親の毅に似ているその目を見てまた泣いた。
泣いたところで毅は戻らない。
何にもなりはしないとわかっていながらも涙が枯れなかった。
そんなことをしていると廊下のほうが騒がしかった。
『飛び降りた』
『女の子』
そういう言葉が聞こえ、美紗子は嫌な予感がして竜次のいる部屋走った。
姫はいない。
そして
美『誰か飛び降りたんですか?』
と看護士に聞くと看護士は忙しいと立ち去った。
ただ、いやな雰囲気を美紗子はその看護士から感じた。
”まさか・・いや、姫に限って・・”
そんなとき、竜次の母親が
『さっきの女の子、この携帯をあなたに渡して欲しいと言ってどっかに走って行ったけど・・まさか・・・。』
と美紗子に姫の携帯を渡した。
竜次の母親も美紗子と同じ不安を感じていた。
”このたくさんストラップのついた機種は間違いなく姫の携帯・・”
そう思って携帯を開けた。
新規メールになっていて本文に文字が打ってあった。
【美紗子ごめん。わたし耐えられない。2人も好きな人が死んだのはわたしが疫病神としか思えない。わたし竜次と一緒に行くけど美紗子は絶対来ないで。美紗子は一人でも大丈夫。信じてるから。】
姫のメールらしくなく絵文字が全く入っていなかった。
そのメールを読んだ後、その場に美紗子は倒れてしまった。
『変なこと、考えてないよね?毅は絶対望まないよ。』
美『毅くんを一人には・・』
すると次は母親が
『お願い、あなたは生きて。毅の分も。』
そう言って美紗子の両手を握った。
美紗子は毅の母親の毅に似ているその目を見てまた泣いた。
泣いたところで毅は戻らない。
何にもなりはしないとわかっていながらも涙が枯れなかった。
そんなことをしていると廊下のほうが騒がしかった。
『飛び降りた』
『女の子』
そういう言葉が聞こえ、美紗子は嫌な予感がして竜次のいる部屋走った。
姫はいない。
そして
美『誰か飛び降りたんですか?』
と看護士に聞くと看護士は忙しいと立ち去った。
ただ、いやな雰囲気を美紗子はその看護士から感じた。
”まさか・・いや、姫に限って・・”
そんなとき、竜次の母親が
『さっきの女の子、この携帯をあなたに渡して欲しいと言ってどっかに走って行ったけど・・まさか・・・。』
と美紗子に姫の携帯を渡した。
竜次の母親も美紗子と同じ不安を感じていた。
”このたくさんストラップのついた機種は間違いなく姫の携帯・・”
そう思って携帯を開けた。
新規メールになっていて本文に文字が打ってあった。
【美紗子ごめん。わたし耐えられない。2人も好きな人が死んだのはわたしが疫病神としか思えない。わたし竜次と一緒に行くけど美紗子は絶対来ないで。美紗子は一人でも大丈夫。信じてるから。】
姫のメールらしくなく絵文字が全く入っていなかった。
そのメールを読んだ後、その場に美紗子は倒れてしまった。