数日後。

今は、桜の季節。

去年は花見ができなかったから今年は5人で花見をすることにした。

橋の下にあるお花見スポットに出かけた。

そこは桜並木になっていて、夜になるとお花見ができるように明かりがつけてあった。

真横は大きな川が流れていて、景色も悪くなかった。

早めに暇な美紗子と姫が行って場所取りをして、3人を待っていた。

すると同じ場所取りっぽいスーツを着た男2人が隣に場所を取り、馴れ馴れしく話しかけてきた。

男『誰が来るの~?』

男『来るまでお話しようよ~!!』

ひつこい問いかけをひたすら無視し続けた。

すると男らは美紗子たちのシートの上に乗ってきて、2人の顔を見つめた。

気味が悪く、姫はついに

姫『ここ、うちらの彼氏来るからやめてくれない?』

と機嫌悪そうに言った。

すると男が

男『声もかわいいね~!何歳?』

ともっと話しかけてきて、姫の肩に手までまわしてきた。

姫『この、ブサイク。早く消えろ、うぜーな。』

そう言いながら嫌がる姫を見て美紗子も

美『やめてって!!嫌がってるじゃん!もうあっち行ってよ!!』

そう言うがもう1人の男が横に座ってきてその言葉は無視して話しかけ続けた。

どうしようとしているとやっと3人がお酒やつまみを持って来るのが見えた。

姫『やっと来た・・』

そう言うと男はすぐに姫の肩から手を離し、足早に隣の自分らのシートにうつろうとした。

それを見ていた竜次は

竜『知り合い?誰?』

と機嫌悪そうに姫と男を交互に見た。