翔は殴られて倒れ、玄関の後ろにある塀にぶつかった。

毅『お前、よく来れたな！！お前のせいであの子、どんだけ傷ついてるかわかってんのか！？』

そう叫びながらまだ向かっていく毅を姫はその相手が翔と気付きながらも止めた。

騒ぎになると近所の人が怒り出すかもしれないからだ。

そして毅をなだめ、翔を部屋に入れた。

毅は睨みながら翔を中にいれ、その後ろを姫が歩いた。

そして翔が座った瞬間、姫は横にあった雑誌で翔の頭を思いっきり殴った。

毅がさっきはなだめたくせにというような驚いた顔で、翔は痛がりながら姫を見ると、姫は泣きながら翔を睨み

姫『あんただけは絶対許せない。』

と言った。

そして雑誌を次々と投げつける姫を今度は毅が止めた。

翔『俺、まじあいつが好きで…そばにいるものだと思ってたらこの数日ですっごい色々変わって…自分だけのものにしたかったんだ…そしたらいなくなるなんて…ほんとにごめん…』

翔は土下座をして毅と姫に謝った。

毅はそれを見ていたが姫はまだ怒りが収まらず蹴りを入れようとしていたので毅がそれを止めた。

姫『許さないっつってんだろが！！もうやだ！！出て行って！！』

そう言ったら翔は立ち上がり玄関に向かった。

歩く翔に毅に押さえられている姫はスネのところに１回蹴りを入れた。

痛いだろうけど我慢して歩く翔を２人はずっと睨んでいた。

出て行った瞬間に姫は雑誌を次々と玄関に投げ始めた。

それを毅は黙って見ていた。