「雛乃?」

「馬鹿!!何で何も言ってくれないの!?」

「馬鹿って言わなくっても…」


「本当は、手紙嬉しかった反面悲しかった。手紙の返事も書こうとした。」

「…」

「大好きだったから、離れてほしくなかった。」


「うん。」


「でも、今は私を大事に思ってくれる大翔も好きなの…だから、今私混乱してるの…今私がどうしたら良いのか解らないの!!」


「雛乃!!」

私、今…


ゆうちゃんに抱きしめられてる??


「本当にごめん。雛乃が好きだ!!アイツには、渡したくない!!」

ゆうちゃん…


でも、どうしたら


私、どうしたら良い??


「夏休みは、ずっと居るから…返事を教えて」