仕方なく、玄関の外に出た。


そこには、いつもと変わらずゆうちゃんが居た。


「よっ!」

「何の用??」


「冷たいなぁ〜俺何かした??」

何かした?


ふざけんな!!


「何で…?」

「えっ?」

「何でアメリカに行く事黙ってたの!?私、ゆうちゃんの彼女じゃないの!??」


「彼女だったら、何でも言わないといけないの??」


えっ?

「そんな事…」

「でも、今の雛乃の言い方は、そうでしょ!?」

解らない。

ゆうちゃんも解らない。


でも、自分の事の方が解らない。