『あなたみたいな美しい男、はじめてみた』
『よく言う』
『嘘じゃないわよ!繊細で、とても綺麗。ねえ、レイジ。あたしは?』
ヘイゼルの瞳に映る自分は、ゆっくりと笑みを浮かべた。
バーを出て、ふたりで部屋へと戻る。
オリビアは、"そういったコト"をするのに少しの恥じらいもないらしい。髪留めを勢いよくはずせば、ボリュームのある栗色の髪がゆるやかに靡いた。
『今は、あたしだけの恋人』
オリビアは、サテンのドレスが皺になるのも構わず、俺の身体にのしかかり、貪るようにキスをする。
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