ハッとして、慌てて部屋に入る。


「…っ!」


恐らく、レモン水を被って濡れたシャツを脱がそうとしたのだろう。ボタンが3つ外されていた。女性にしては随分…。


「静香、へんたい」

「シュウにだけは言われたくない。というか、そんなことを言ってる場合じゃない。あのですね、シュウ。この方なんですけど…」


いまだぐっすりと眠る美女、もとい…。