「あの娘はどうした?」


ヴァンパイア志願のケイティのことだ。



「あぁ 部屋に軟禁中だけど、レオンに会わせろってうるさかったよ」



短髪男はティナが欲しくて彼女を利用しただけだろう。



「記憶を消して屋敷に送り届けるのが一番だろう」



アメリアが運んできたワインを飲み干したレオンは立ち上がった。



「そうだね、これ以上人間にかかわるのはよくないね」



レオンはケイティのいる部屋に向かった。



「カギを開けろ」



レオンの指示でダーモッドが部屋のカギを開けた。