「レオン、そんな薬の中和剤などすぐに作れる 奴を殺そう」


エミリオが戸惑うレオンに言う。




「そんなに簡単には作れない 奥方がこのままでいいと言うのなら私を殺せばいい」



ティナのドレスの裾に手を差し入れる。



するとティナの口から甘いため息が漏れる。



「ティナっ!」



レオンの声がティナの朦朧とする頭に響く。



ㇾ……オン……?



私は……?



私に口付けをしているのはレオン……。



ティナはレオンの舌を求めた。