私はそのまま、砂浜に連れていかれた。

男は私をそっと、座らせた。
「・・・・」ぽたぽた髪から海水が滴る


「お前、正気か?」


「えぇ。もちろん。正気かどうかなんて、他人のあなたには関係ないでしょう。」


「あぁ。そうだな、他人だな。でもな、自分の目の前で死のうとしているやつを見ると気分悪い。」


「すみませんでした。あと、さようなら。」
冷たく言った。



もうこの場から早く離れたい。早くママパパの天国に行きたい。