と、そんな野望を抱いているあたしが居る部屋に弟の尚が入ってきた。
「姉ちゃんピアス開けたのかよ…」
「何よ。悪い?」
「悪いも何も校則で駄目なんじゃねぇのかよ…」
呆れた顔で尚がジトーっと見ている。
「ファンデとかで隠すし。」
「隠せんの?」
いや、そりゃ……わかんないけど、そんなじっくり先生だって見ないだろ…。
「隠せんだっつの。」
適当に尚をあしらって明日の入学式に備え持ち物チェック。
その前にあたしは道に迷わないか心配なんだけど…。
生粋の方向音痴にとっちゃ慣れない土地の一本道は違う次元なんだから。
「姉ちゃんピアス開けたのかよ…」
「何よ。悪い?」
「悪いも何も校則で駄目なんじゃねぇのかよ…」
呆れた顔で尚がジトーっと見ている。
「ファンデとかで隠すし。」
「隠せんの?」
いや、そりゃ……わかんないけど、そんなじっくり先生だって見ないだろ…。
「隠せんだっつの。」
適当に尚をあしらって明日の入学式に備え持ち物チェック。
その前にあたしは道に迷わないか心配なんだけど…。
生粋の方向音痴にとっちゃ慣れない土地の一本道は違う次元なんだから。