「フォローね…」
苦笑している

「今はいないよ」


なぜかほっとした私がいた

自分の受け持つ仕事として問題にならないことにほっとしたのか…

少なくても この時は良かったと思った

でも 勝手に私の口が開く
「彼女いるのかと思ったよ 空也マメだし優しいし」

「…… 確かにちょっと前まではいたよ 
でもさ…
付き合ってるとだんだん辛くなってくるんだよね毎回同じパターン
俺彼女いると案外頑張るタイプなんだよ!
会いたいから仕事も頑張るし 会いたいから無理しても時間作るし
でもこの仕事やってたらどうにもならないことだってあるだろ 
彼女だって言いたいけど言えないし 
こんな俺に最後には仕事と私どっちが大事なのってみんな聞くんだよ
どうしろって言うんだよ…」
視線を床に落とし
空也の口調が強くなった

空也の言ってることもわかるし 今まで付き合ってきた女の子達の気持ちもわかるかな

なんか空也を見ると自分と似ている感じがする