「お待たせ~ 
だいぶ慣れたみたいじゃない」

あのチャキチャキのおばちゃん いや社長が 入ってきた (笑)

息もつかず 相変わらずガァっと喋り出す

「毎日楽しいでしょ
どうやってけそう?」

「はい」

「そう良かった 
じゃこれ来月からの給料面の提示 不満はないと思うけど 今月分はバイト扱いだから」

紙を1枚渡された


私は びっくりして きっと 目をまんまるくしていたと思う

看護師だった時代も 同年代の女性に比べれば 貰っていた方だと思う

でもそれ以上だ

びっくりして言葉も出ない

「何びっくりしてるのよあの子達が売れるように働いてくれたらもっと出すわよ!あっ 悪いけど休みはないと思ってね」
笑って言った


どうやら本当に実力主義らしい


「それとこれ」
首からかけられられるネームプレートを渡された

マリープロダクション
『K-3』マネージャー 槇原 小夜子

それを見た私は
完全にここが居場所になるよう頑張らないとと
決心した