そんな6人が一緒に登校するから、

毎日大注目を浴びている。

あたしは平凡なんだけど、

あたしを除いては、みんな美男美女。

注目される理由が分かる。

学校統一できるんじゃない??この5人なら…。

なんて思っちゃうくらい、空気が違う。

そんなことを考えながら、学校への道のりを歩いていた。

―――――コツッ…コツッ…コツッ…

今の生活が、

ほんとに、ほんとに。

楽しくて。

純粋に、

幸せだ、って思えるんだ。

――コツッ…――――コツッ…

小さな恋も、友情も。

ほんとに、

幸せなんだ。

―――――コツンッ…



ただ、その小さな幸せも、

後ろからの足音とともに、

…消えたんだ。