★沙夜side





、、「メイ、知ってるよ」


「ぇっ?」


―ドクン。

心が大きく波立った。


「知ってるんだょねぇ、メイ」


―嫌。

ダメ。

メイ、それ以上言わないで。





「、、メイは、沙夜が羨ましいよ」


ぁたしの儚い願いが届く事は無く、メイは遠い目をして呟いた。


“知ってるって何を?”


そぅ簡単に聞けたらぃいのに。


聞きたい

聞きたくない


矛盾した2つの気持ち。


―嫌、

嫌だょ。


メイ、、、今まで


どんな気持ちでぃたの、、、?



「沙夜は、、ずるぃょ」


「どぅして、、?」


どぅしてそんなこと言うの?


「沙夜には司くんがぃるじゃん、、なのに、、、」


ドクン、ドクン、、、

早くなる鼓動は

ぁたしへの警告のサイレン―


何かが崩れる


その前触れ、、、




「どぅして、、、優くんなの、、、」




聞こえないくらぃの声で


メイは言った


窓の外を見つめる瞳から


一筋の涙がこぼれていた



瞳に宿る光は

風が吹けば消えてしまいそうに


小さな


小さなものだった。




“優くんょりも沙夜が大切”


そぅ言ってくれたのは

精一杯の強がり?



メイの本当の気持ちは





―どこにあるの?