メイが呟くと、また、沙夜の表情が一瞬にして暗くなった。
「ごめんね、メイ」
「なんで謝るの??」
「なんでって…」
沙夜が謝りに来たことは分かってたよ。
でも、、、
「沙夜は悪いこと、なーんにもしてないでしょ??」
「…メイ」
「メイね、やっぱり優くん好きだけど。
大好きだけど。
優くんと沙夜だったら、沙夜の方が、何倍も何十倍も何万倍も、大切なの!
友達と彼氏は比べるものじゃないけどさ。」
「、、、っ、、」
「もし、優くんが沙夜を、沙夜が優くんを選んだとしても、、。
沙夜は、メイや司くんに何も言わずに優くんと寝たりしないでしょ?
メイは、沙夜を信じてるから。
沙夜はなーんにも悪くない」
沙夜はニコッて笑った。
「、、、メイ。優くんのことなんだけど、、」
ゃっと話し始めた沙夜の口は、また止まる。
もぅっ、、メイの中の優くんを壊しちゃダメだ、、とかなんとか思ってるんだろーなぁ。
「メイ、知ってるよ」
優くんの本性を。
「ぇっ?」
掠れた沙夜の返事。
「知ってるんだょねぇ、メイ」
ねぇ、沙夜。
1つだけ、本音を言ってもぃぃかな、、??
「、、メイは、沙夜が羨ましいよ」