★沙夜side
「メイ、入るよ?」
「あっ、あと一分待ってて!」
メイの部屋のの前で、60秒数える。
55
54
………
3
2
1
0!
「ぁははっ」
…あはは?
メイの大きな笑い声。
こんな楽しそうに笑うところを聞くと、、
多分、優くんと電話してるんだろう。
優くんは女子寮に入れないし。
誰かさんと違って…
…なんだか悲しくなってきた。
幸せそうなメイに、ちょっと嫉妬した。
嫌な奴。あたし。
その時、扉が開いてメイが顔を出した。
「ごめんね、優くんと電話してたんだぁ。」
「平気」
もう5分経ってるけど。
「何かあった?顔色悪いょ?」
「―キライ、、」
「え?」
「大キライ、」
「ええっ!?沙夜?怒った?ごめんねっ一分て言ったのに、、メイ、時間にポピュラーでっ」
私は泣き崩れた。