―『続いて、生徒代表、白鳥 沙夜さんより、ご挨拶です。』
きたーッ!!
どうしよう。すごい緊張するッ!!
「ぇーっと、ぁれ言ってこれ言って、、、」
ぶつぶつと呟きながら確認する私、白鳥 沙夜。
はたから見たらきっと変人なんだろうな、、(汗)
って、そんな場合じゃなぃんだ。
早く行かなきゃ!!
講堂のステージに上がる。
1つ、深呼吸して、マイクに向かった。
『保護者の皆様、ご来賓の皆様、今日は私達のためにおこしいただき、ありがとうございます。、、ぇっと、、ぁ、これからしばらくは、慣れない学院生活で先生方や先輩方のお力を借りながら、楽しく過ごしたいと思っています。、、ぁの、、ぇー、、どっどうぞよろしくお願い致します、、!?』
勢いよく頭を下げた。
―ッッ!!!
「ぃったぁぁぁー!!!??」
おでこを思いっきりマイクにぶつけてしまった。
いたいぃたいぃたいぃたいぃッ!
先生がとんできて私をステージ裏へと連れて行く。
「ぃたい、、」
涙出てきた。もう最悪。私のばかッ!第一、特待生だからって私に生徒代表挨拶なんかさせる先生らが悪いんだっつーのッ!!
そうして私は最悪の入学式を終えた。